今月より、ご要望も多かったたくみ割烹の情報を毎月お届けしていこうと思います!
その名も「たくみ割烹味ごよみ」
店主で料理長の阿部一郎さん書下ろしのレポートとともにお届けしてまいります。
第一弾の今回は鳥取の冬の王者・松葉ガニの登場です!
阿部さん、よろしくお願いいたします!
「ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
たくみ割烹店の店主・あべいちこと阿部一郎です。
今年も残すところ2ヶ月を切り、鳥取の冬の王者・松葉ガニの動向が気になる季節になってきました。
たくみ割烹では松葉ガニの鍋と言えば、“かにみそ鍋”というのを8年くらい前から出して好評いただいております。
まず鍋につゆをはり、沸騰したら活きのよいカニの甲羅を鍋に浮かべます。
しばらくするとかにみそにゆっくりと火が入り、フワッフワッと甲羅からかにみそが真綿の小さなかたまりのような形で浮いてきます。
それをおたまでだしといっしょに掬い上げ、ミディアム状態でだしといっしょに食べます。
うまい!!
これは本当に美味!!
その後は野菜とカニの足を入れていって、かにすきと同じようにいただきます。
はじめにかにみそを入れるのでだしは少し濁りますが、かえってかにみその旨味が野菜にしみこんでおいしいです。
もちろん最後はカニみそとカニの旨味と野菜の甘みが入っただしにご飯を入れて雑炊で〆です。
この松葉ガニのかにみそ鍋は県外からのお客様にすごく人気があって、わざわざこれを召し上がりに来られる方がけっこういらっしゃいます。
そしてよく聞かれるのが、これは鳥取の郷土料理なの?
すると私が答えます。
「いえ、私・阿部一郎考案のオリジナル料理です」
阿部さん、ありがとうございました!
記事をアップしているスタッフもなんだかお腹が空いてきてしまいました…
冒頭の写真左側に写っているカニは、実は“親ガニ”と呼ばれる松葉ガニのメスです。
一般に松葉ガニといわれるのはこれの二倍以上も体の大きいオスのカニですが、地元・鳥取の家庭の食卓には安くて旨味の詰まったこの親ガニがよく登場します。
さすがは日本海の荒波にもまれただけあって、なかなか凛々しいお顔です…
それでは、来月のたくみ割烹味ごよみもお楽しみに!
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鳥取たくみ工芸店/鳥取民藝美術館
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