日本民藝夏期学校、鳥取会場の二日目のレポートは旧・吉田医院の特別公開からお伝えします。

これは待合室の硝子窓から入り口方面を望んだところです。
午前中、たっぷり講義をお聞きになった参加者の皆さん。
ちょっとお疲れ?のところ、お昼の休憩を挟んで午後の最初のプログラムは吉田医院の見学でした。


内部に足を踏み入れながら、次々に感嘆の声をもらす参加者の皆さん。
鳥取民藝美術館の館長・吉田章二(吉田璋也の孫で、吉田家の自宅を兼ねていたこの建物に実際に住んでいた一人です)と、
いつも素晴らしいお花を生けてくださることでおなじみの谷口和夫さん(昭和27年の吉田医院再建時に大工のお一人でした)の、
在りし日の璋也と吉田医院を知る生き字引お二人による解説を聞きながらの見学でした。


写真撮影が許可されていましたので、皆さん思い思いにポイントを見つけて撮影していらっしゃいます。

そして、その後はイラストレーターの安西水丸さんによる公開講演会が開かれました。

ほのぼのとしていながらもどこか不思議な雰囲気を持つイラストレーションで知られ、村上春樹さんのエッセイの名パートナーでもある安西さん。
公開講演会でしたので、参加者以外の方の聴講も目立ちました。

大好きな山根窯のお話をなさるとき、会場の後方で聞いていらした窯元の石原幸二さんが少し照れたように笑っていらしたのが微笑ましい光景でした。
その後も関係者や識者によるリレートークなどが続き、全講義日程が終了しました。


こうして二日目をもって全体の閉会式が行われ、夜には鳥取民藝美術館60周年記念祝賀会、三日目の昨日は二班に分かれて県内の民藝ゆかりの場所や工房をめぐるツアーが行われました。
残念ながらスタッフはどちらも参加できませんでしたが、ご参加の皆様が楽しい思い出を胸に帰路につかれたことを祈るばかりです。
全国の皆さんが鳥取にいらして、直接お話しをすることができたこの濃い三日間、とても嬉しく、また、勉強させていただくことができました。
またいつかお会いできる日を…。
三日間、本当にありがとうございました。
本会場となったギャラリーそらのオーナー・安井さんのブログでも夏期学校の様子が詳しく紹介されています。
ぜひご覧ください。
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鳥取たくみ工芸店/鳥取民藝美術館
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