本日は22日にいよいよ開校した日本民藝夏期学校鳥取会場の様子をお伝えします。

講師や地元の参加者の方を合わせると、100人以上を動員することになった今回の夏期学校。
鳥取での開催はおよそ10年ぶりです。
三日間かけて鳥取の民藝に触れ、学んでいただくプログラムが組まれています。
今回のテーマは鳥取民藝美術館の企画展タイトルと同じ
「吉田璋也・新作民藝の展開」。
第一日目の昨日は、学芸員の解説で企画展を鑑賞した後、日本民藝館の学芸部長・杉山享司さんを講師にお招きした講義が開かれました。
演題は「柳宗悦と民藝運動」
民藝の祖と呼ばれ、当館創設者の吉田璋也が生涯師と仰いだ柳宗悦と、彼が発見した「民藝」という革新的な美の価値観について、興味深いお話がつづきます。
講演の途中には、生前の柳宗悦夫妻や河井寛次郎、浜田庄司の姿を記録したフィルムの上映もあり、皆さん身を乗り出してご覧になっていました。

会場となったギャラリーそらの2階では吉田璋也がプロデュースを手がけた家具の特別展が開かれています。

たくみ工芸店や鳥取民藝美術館、または個人のお宅で現役で活躍している家具が多く、これらが一堂に会することは今後ほとんどないと言っていいでしょう。
この機会にぜひ足をお運びになってみてください。
そしてたくみ工芸店で開催中の
「吉田璋也プロデュース作品展」ですが、こちらも好評です。




さて、夏期学校中日の本日は、
旧・吉田医院の限定公開(参加者のみです)、
イラストレーターの安西水丸さんによる講演会などの企画が催されます。
合間にまたご報告できたらと思いますので、ブログをご覧の皆様、どうぞお待ちくださいませ。
'''''お問合せ先''''''
鳥取たくみ工芸店/鳥取民藝美術館
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