鳥取民藝美術館で開催中の特別展「倉敷ガラス 小谷真三自選展」をすでにご覧になった方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
今回は、展示品の倉敷ガラス以外の、隠れた逸品をご紹介いたします。
まずは、今回の特別展の題字です。
鳥取民藝美術館を入ってすぐ、
「かわいらしい題字ですね!」
との言葉をいただくことも多いこの作品は、実は盛岡の染色家・小田中耕一さんに特別にお願いして製作していただいたものです。
小田中さんは人間国宝の故・芹沢銈介氏に師事し、その腕を認められた類まれな作り手さんです。
近頃では雑誌「Discover Japan Vol.4 世界がうらやむあなたの知らない日本」の表紙を手がけていらっしゃいました。
画像はこちらです。
今回は倉敷ガラスのガラス玉のように、軽やかで涼やかな素敵な題字を作っていただきました。
本当にありがとうございます!
ふたつ目は、小谷真三さんが描いた倉敷ガラスのスケッチです。
作品をお借りするため工房を訪れた際、その場で描いてくださったもので、おそらく小谷真三さんの絵では最新作です!(こちらが製作風景です)
豊かな感性をお持ちの作り手さんには絵心のある方が多くいらっしゃいますが、
小谷真三さんはやはりさすがの腕前。
倉敷ガラスの感触まで伝わってくるような見事なデッサンです。
どちらも、鳥取民藝美術館へ、ぜひ実物をご覧になりにいらしてください。
特別展「倉敷ガラス 小谷真三自選展」は8月16日まで開催中です。
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鳥取たくみ工芸店/鳥取民藝美術館
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