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「先生、こんにちは」
2010年 01月 21日 |
皆様、こんにちは。

鳥取民藝美術館には、よくいらっしゃる常連のお客様がいます。
本日は、その中のおひとりについてお話します。
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その年配のご婦人は、鳥取民藝美術館の引き戸を開けると、いつも満面の笑みをたたえて、こうおっしゃいます。

「先生、こんにちは」

先生とは、創設者・吉田璋也のことです。
彼女は、璋也が院長をつとめた吉田医院で、お若い頃看護婦さんだった人なのです。

入り口近くにいつも掛けてある吉田璋也の肖像写真を見上げながら、
懐かしそうに、写真と語りあうように、受付にいる私たちに当時のお話を聞かせてくださいます。

優しかった「先生」のこと、「先生」がいつもしていた民藝の話…
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「年をとると、昔のことばかり思い出されて…」
「ここへ来ると、いつも先生の写真があるけえ、お会いできたようで嬉しゅうて」

帰り際には、必ず、

「先生、さようなら」

とお帰りになります。

本当に懐かしくて嬉しい、といった素敵な笑顔を拝見していると、吉田璋也がこの小柄な老婦人のなかに生きているように思えて、こちらも胸が熱くなります。


小さな美術館ですが、この鳥取民藝美術館は
彼女のような人や、璋也の思いに呼応した人たちのよりどころであり続けたいと願うばかりです。




'''''お問合せ先''''''
鳥取たくみ工芸店/鳥取民藝美術館
電話 0857-26-2367
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by t-mingei | 2010-01-21 11:02 | 鳥取民藝美術館 | Comments(0) |