今日は、本当に久しぶりの快晴ですね!
青い空がまぶしいです。
さて、3記事続いての掲載誌紹介になってしまいますが…今回ばかりはご容赦ください。
日本民藝協会発行の月刊誌「民藝」は、民藝ファンにはおなじみの冊子ですが、このたび発行の8月号の特集タイトルはその名も
表紙は医師だった鳥取民藝美術館創設者・吉田璋也が診察に使った辰巳木工製のオリジナル診察椅子です。
一般販売用に作られなかった品だけに、吉田璋也プロデュースの新作民藝品の中では見過ごされることも多かったもののひとつですが、その洗練されたデザインは今見ても鮮烈です。
これは患者さん用の椅子で、座面を回転させると高さの調節ができるように作られている優れものです。吉田璋也は耳鼻咽喉科の医師でした。
昨年の旧・吉田医院一般公開の折に診察室に展示されていたものですので、覚えておいでの方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回の鳥取民藝美術館特集号は、吉田璋也プロデュースの新作民藝の図版から、関係者による寄稿、吉田璋也略年譜まで、非常に充実した濃密な内容です。
図版もこのとおり…
吉田璋也プロデュースによる木工家具、金工、陶器など、バリエーション豊かなものになっています。
一般書店では取扱いがない場合がございます。
ご興味を持たれましたら鳥取民藝美術館へお越しくださいませ。
最後に、取材当日の図版撮影風景をちらっとお見せしましょう…
なんと、鳥取民藝美術館2階展示室が臨時の撮影スタジオになったのです。
鳥取民藝美術館は、ご来館いただいたことのある方ならお分かりでしょうが、板張りの床が歩くたびに軋みます。
その音が「懐かしい」と仰って喜ばれることも多いのですが、
このときばかりは、カメラマン氏の
「撮ります!」
という声を合図に、誰もがピタッと息を殺しての撮影でした。
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