去る4月19日、鳥取民藝美術館スタッフと本展企画・構成の久野恵一さん、カメラマンの田中良子さんは、展示品の確認と搬送作業を行うため、倉敷市粒江の小谷真三さんの工房をたずねました。
鳥取を出発したのは午前7時30分。
たくみ工芸店前のハナミズキに挨拶をして、一路岡山へ。
最近一部開通した鳥取自動車道を通り向うのですが、鳥取から智頭までのトンネルの多いこと!
何本目かのトンネルを抜けて岡山県へ入ると、清々しいお天気です。
岡山は一年のうち日本一晴れの日が多い県だそうで、一方鳥取はというとその逆だそうです。
お隣同士だというのに…
山陰、山陽と呼ぶのもうなずけますね。
倉敷市内に入るとどんどん道が細くなっていき…
やがて車は小高い丘を登ります。
到着!
ここが小谷真三さんの工房です!
車が敷地内に入ると、一匹のおじいさん犬が尻尾を振って出迎えてくれます。
小谷さんの愛犬、その名もミスター・ウイスキーです!
小谷さんと奥様にご挨拶をして、前庭に面した一室を作業のためお借りしました。
軒下には沖縄の角甕に季節の花が投げ入れてあります。
さりげない器づかいが清々しく、さすがは小谷さんのお宅!と思わずシャッターを切りました。
さあ、作業を始めましょう。
今回貸し出していただいた作品の多くは、はじめから梱包されて小谷さんのお宅にありました。
しかし、それをそのまま車に積み込んで持ち帰るわけにはいかないのです。
一点一点、番号をふり、状態を確認し、小谷さんご本人立会いのもと製作年代などの情報を記録していきます。
それが終われば、やはり一点ずつ写真におさめ、厳重に梱包しなおします。
作品を傷つけないよう細心の注意を払いつつのこの作業、なかなかの重労働ですが楽しくもあります。
次々と眠りから覚める倉敷ガラスたち!
「いいな~、ほしいな~」
おもわずそんな言葉がこぼれてしまうスタッフ一同と久野さんなのでした。
さあ、まだまだ作業は始まったばかりです。
倉敷遠征記(2)へつづきます!
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